10月10日は「目の愛護デー」👀

〜毎日の食事から考える、目の健康〜

10月10日は「目の愛護デー」。

私たちは毎日、目を通してたくさんの情報を受け取っています。子どもたちにとっても、目で見て、興味をもち、さまざまなものに触れることは、成長の中で大切な経験のひとつです。

今回は「目の愛護デー」にちなんで、目の健康に関わる栄養素と、身近な食材であるブルーベリーについてご紹介します。

目の健康と、毎日の食事

目の健康を支えるうえでも、体に必要な栄養素を毎日の食事から摂ることが大切です。

● ビタミンA

ビタミンAは、夜間の視力の維持や、皮膚・粘膜の健康維持を助ける栄養素です。[1]

にんじんやかぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜には、体内で必要に応じてビタミンAに変わるβ-カロテンが含まれています。[2]

● ビタミンB群

ビタミンB群は、エネルギー代謝をはじめ、体のさまざまな働きに関わる栄養素です。[1]

豚肉や卵、大豆製品など、普段の食卓でおなじみの食品にも含まれています。[2]

● ビタミンC・E

ビタミンCとビタミンEは、抗酸化作用をもつ栄養素です。[1]

ビタミンCはキウイフルーツやいちご、ブロッコリー、パプリカなどに、ビタミンEはアーモンドやかぼちゃなどに含まれています。[2]

それぞれの栄養素には異なる働きがあり、特定の食品だけを食べれば目の健康が保たれるというわけではありません。

主食・主菜・副菜などを組み合わせ、さまざまな食品から栄養素を摂ることを大切にしたいですね。

ブルーベリーの紫色には、どんなひみつがあるの?

「目に良い食べもの」と聞くと、ブルーベリーを思い浮かべる方もいるかもしれません。

ブルーベリーの紫色のもととなるのは、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」。抗酸化作用などの性質について研究されている成分です。[3]

一方で、ブルーベリーを食べることで視力が改善するという効果は、十分に確立されていません。[3]

学校栄養士として働いていた頃、私も給食の献立にブルーベリーを取り入れたことがあります。

ヨーグルトに添えたり、蒸しパンに混ぜたり。鮮やかな紫色は、食卓に彩りを添えてくれます。

「どうしてこんな色をしているのかな?」

そんな小さな疑問から、食べものへの興味が広がっていくのも、食育の楽しさのひとつです。

いつもの食卓から、目の健康を考えてみよう

目の健康を考えるうえでは、食事だけでなく、睡眠や屋外で過ごす時間、目を使う環境など、毎日の生活習慣も大切です。

食事の面では、特定の栄養素や食品にこだわりすぎず、さまざまな食材を組み合わせることが基本になります。

そして、食材の色や形、味の違いに気づくことも、子どもたちの食への関心を育むきっかけになります。

10月10日の「目の愛護デー」。

いつもの食卓に並ぶ食材をきっかけに、親子で目の健康や食べものの働きについて話してみませんか?

⚠️ 乳幼児の食事について

乳幼児に食品を提供する際は、年齢や発達に応じた形状・調理方法に配慮しましょう。特に5歳以下の子どもには、硬い豆やナッツ類を食べさせないでください。また、ブルーベリーなどの丸い食品も、そのまま与えず、適切に切る・つぶすなどの窒息予防が必要です。[4]

参考文献

[1] 消費者庁.「栄養機能食品について」.発行年不明.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_nutrient_function_claims/

[2] 文部科学省.「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」.2023年.
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_00001.html

[3] Kalt W, Cassidy A, Howard LR, et al.「Recent Research on the Health Benefits of Blueberries and Their Anthocyanins」.Advances in Nutrition.2020年;11巻2号:224–236.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7442370/

[4] 消費者庁.「食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!―気管支炎や肺炎を起こすおそれも、硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで―」.2021年.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/